ずっと俺のターン!

 世界樹の迷宮がアホみたいに面白いのですが、一番嬉しいのが「前作の不満点が軒並み解消されている」ところでしょうか。
 まず、システムのメインである手書きマップの機能が改善。アイコンが増えた事により、ダメージ床やら滑る床、一方通行も書けるようになりました。前回の、特にダメージ床に関しては「なんで書けないの」と思ったぐらいですから(私は『床を塗らない』事でダメージ床を表現していました)、三色になったのが嬉しくて、意味無く塗ってみたくなります。これならマップでドット絵も描けますよ。
 迷宮内の何気ない演出が増えているのも嬉しいですね。前回は最初の方にしか置いてなかった罠とかのイベントが、今回は大体の階に設置してあるので、「面白そうだなー」と思って手を出したらダメージを受けたりといった、「探索」の気分が増しています。リスにアリアドネの糸(脱出アイテム)を盗まれたときには、思わずシュトロハイムばりに絶叫してしまいました。
 それと気になるのがストーリーですか。ダンジョンRPGにストーリーなんぞいらねえ!という人もいるかもしれませんが、これが案外重要ですし、前作のラストがアレだったものですから、ちょっと気になっています。


 マップと前作のラストで思い出したんですが、前作の五層は古代の某建造物そのままなわけですよね。私、そういう事に関して暇人なもので、壁がむき出しになっている部分と結晶体になっている部分を区別してマッピングしていたんですが、完成して全体を見回すと、元の建造物の構造が見えてきたんです。
 恐らく、結晶体の部分は昔は壁じゃなかったんでしょうね。結晶体の迷路は、実はホールのような場所だったとか。勿論、そんなものを調べても全く意味はありませんが、ちゃんと計算して作られているのにちょっと感動したものです。


 最近事情により映画を観に行けません。もう一週間ぐらい映画館に行っていないかと思うと、そろそろ禁断症状が出そうで……。