冗談じゃねえ……

 ……亜空大作戦スラングルのBGMが何時になっても出てこない……、
 …………今回のために温存していたってことか……。
D
 TitleはHighSpeedDrivingRPG「RacingLagoon」からだが……、
 LastNightの先にFinalNightがあるから、まだ最終話じゃないって山田から聞いた……。


 とうとう黒井社長登場ですね。風野君の書くお話は偉い人が相応に強いので見てて結構痛快です。現実もこんなのだったら良いのに。いや、でも「この黒井崇男」はゲームの彼よりもっと厄介そうなので現実にはいりませんが。
 TheLongGood-Bye(そんなタイトルの小説もありましたね)のタイトル通り、今回は「別れ」がテーマのようです。前話で家族としての絆を感じ取った愛ちゃんのライブから引き継いでの千早から象徴的に始まり、表面的には黒井社長と響の再会と決別を語りつつ、それらをプロデューサー独自の家族観が見届けるという構成。さすがかなり前から完成していただけあって上手くまとまっています。ただ、動画としては淡々と繋がっているだけで、いつも入ってるアイキャッチ的な一枚絵が無かったのがちょっと残念。あれを入れて区切りを作ったらより読みやすかったと思います。文章がずっと続くとどうしても読み疲れちゃいますからね。
 でもね、これ風野君自身も言ってますが、シュールギャグと紙一重のシリアスだと思います。パックマンがプロデューサーをやってるというだけなら「まあナムコならありそう」という程度ですが、そこに同族がいないという孤独設定を付けてギャグだけでなくシリアス路線もいけるキャラに仕立て上げたのがまずスゴイ。さらに高木順一朗社長に某銀河烈風隊総局長の格好をさせて強キャラにしてしまった辺りで「ん?」と引っかかりを感じるものの、なんかカッコいいから許せてしまう感じになって(この辺は私の主観が入ってます)、そして今回の黒井崇男ですよ。もうパックマンとディーゴ・近藤のおかげで「割となんでもありな世界」だということはわかっていますから、黒井崇男が御大将でも特別違和感は無いんですが、ちょっと作品世界から離れると失礼ながら大爆笑ですな。
 そのシュールさは、最終話で唐突にファルコンパンチを放ちブラックシャドーと共に消滅していったキャプテンファルコンの如し。F-ZEROを最初から観てるとあれはもう感動以外の何者でもないんですが、あのシーンだけを切り出すとまるでネタアニメかのような扱いになってしまうという悲しさ。でもあれ、何度観ても泣けるんですよ。


 話を戻して。今回の主役であるプロデューサー(響のつもりで書いてたらごめんなさい)はやっぱり良いキャラクターをしているというのが再確認できました。冒頭では千早に「家族にはなれない」と千早の成長を思ってか突き放すような発言をしつつも、響に何かあったら困るという理由で出歯亀をして、でも「人間の女性はシュミじゃない」と言い切ってしまう、この捻くれっぷりは、表情が読めないのも合わさって良い味を出しています。家族にはなれないけど、独りは寂しすぎる、この微妙な距離感は、ゲームのプロデューサーがアイドルと良い感じになりつつもくっ付くのは自制しているのを、全く逆の形で表現しているんじゃないでしょうか。
 そういえば、パックマンPはゲームと違う点として、真を「真君」、響を「響ちゃん」と呼んでいますよね。真君については風野君自身のお気に入りだからという理由が多分に含まれていそうですが、響ちゃんについては5話Cパートの中で「本人がそう呼んで欲しいと言った」と語られているんですよね。ここでもPの孤独さがちょっと書かれていましたし、そこでの響ちゃんの友好的な対応を受けてずっと「響ちゃん」と呼んでいるのだとしたら、随分と深い絆が感じられるというか、黒井社長とも今回で決別したのでまさかの響ちゃんメインヒロイン確定でしょうか?いや、まさかとか言ったら響好きから刺されますね。まさかでもなんでもなく、響ちゃんはかわいいです!当たり前すぎる事実ですが、ここで再確認しておきましょう。響ちゃんはかわいい。
 それにしても、「響ちゃん」というと単なる愛称ですが、「響ちゃぁ〜ん」とちょっと伸ばすと途端に業界人っぽくなりますよね。「響ちゃぁ〜んは最近どうなの?今度ボクの番組に出てみない?」とか、若干下世話な口調にするとものすごくプロデューサーらしい感じに聞こえます。「我那覇ちゃぁ〜ん」と苗字で呼べばもっとそれっぽいでしょうか。パックマンPがそんな口調で言ってたら嫌だなあ。


 そして、次回最終話ですか。私の記憶の限りでは伏線はそんなに残ってないんですが、今回ではアイマス2を意識した発言がちょいちょい出てましたね。響のスリーサイズが縮んでる話とか、亜美真美が成長期でいきなり伸びた話とか。ちなみに「マイアス2」をやる予定は、今のところ無いそうです。作るとしたらこんなのだろうといった話は幾つか聞かせてくれたんですが、忙しいみたいですからね。
 あれ、この話前にしましたっけ。よくわかんない。もう覚えてないや。