なんだか疲れてるのかもしれない今日この頃

 ゼロの使い魔〜双月の騎士〜を観ていました。まあ特別面白いとは思っていなくて、話題作りの一環として観ている事が多いのですが(でも、周囲にはゼロの使い魔を観ている人間はいなかったりして)、これは観れば観るほどよく分からない作品に思いました。
 今回の第三話では(一応一話から観ているのですが、面倒なのでこの話だけで判断しています)、どこかの国で戦争が始まって、男子生徒が徴兵されるところから始まります。才人は使い魔であり平民なので関係ありませんが、ギーシュは出て行く事に。で、第二期でギーシュを初めて観た気がします。私としては彼は結構好きなのですが……。
 そして女子生徒だけが授業をしますが、どこぞの騎士アニエスさんが女子生徒も訓練しろと駆り立てます。……付け焼刃で身に付いた技術なんて、ケツ拭く紙にもなりゃしないと思います。戦争の雰囲気を覚えさせるには丁度良いかもしれませんが、戦争への覚悟は覚えられないと思います(第二次大戦の竹槍訓練にも通じるものがあるのではないでしょうか)。せっかくの魔法使いなのですから、相手にいかに効率良く魔法を叩きこむかの授業でもした方が、より有意義ではないかと。杖奪われたらおしまいでしょうけど、奪われないように騎士との連携を磨くとか。
 なお、授業から訓練に移る際のアニエスさんがめっちゃムカつきました。曰く「炎使いは嫌い」らしいですが、騎士たるものそんな個人的な感情を出されても……。他にも「私に従えないと言うなら……」みたいな台詞もあったりで(国とか騎士団名義での命令ならともかく、ポッと出の相手に従いたくありません)、横暴ってこういうものなんだなあと思いました。
 そして、ルイズの元には新手のイケメンジュリオ君がやってきます。どうやらルイズと才人に何か含みがあるようですが、表面的にはムカつくイケメン君でしかありません。才人は当然ルイズに言い寄るジュリオが気に入らず、決闘になります。
 しかし、無敵の力ガンダールヴもただの木剣では発動しないようで、その夜はアニエスさんに訓練をしてもらう事になりました。夜中までかかってようやく一本取りましたが、押し倒すような格好になったため、丁度やってきたルイズに吹っ飛ばされます。ショックなのは分かりますけど、ちょいと見境無さすぎじゃありませんか?私はかなり引きました。
 次の日、決闘が予定通りに始まりますが、所詮は一日訓練しただけの実力、イケメン君には敵いません。しかし、何か思うところがあったのか、イケメン君は自ら負けてしまいました。才人はそれも気に入らず、「勝った方にルイズがキス」という貴族にあるまじきふざけた報酬もパーにしました。動機はどうあれ、結構熱血少年になっている才人がちょっと好きになりそうです。
 んで、以前盛大に信用を落としていったアンリエッタ姫がやってきます。魔法学院を巻き込むつもりはなく、個人的に何人か選別して「力を貸してください」だそうですが、それって十分巻き込んでいるのでは。そんな感じで、次回に続く。


 私にだってツンデレの美点ぐらいは分かります。しかし、ゼロの使い魔で展開されているそれは非常にテンプレ的なものでして、ルイズを守ろうと自分なりに考えて行動している才人に対し、他の女子とくっ付いただけで大爆殺させるようなルイズに対しては、ツンデレ萌えとは言いたくありません。他の女子と会話すんなって事ですか。私だけを見ろですか。男子としては女子から嫉妬される程に惚れられるのは嬉しい事でしょうが、被害が出るほどになるのは……。
 それと、やたら「〜しないと、許さないんだから!」と言うルイズもツンデレの象徴のように思えて、実際のところは磨耗しきったサブカルチャーの成れの果てにしか聞こえません(自分でもどういう意味なのか分からない文章ですが、意味は伝わるのではないかと)。釘宮理恵さんには悪いですが、こうも連呼されると飽きます。
 あと、才人が主人公補正でモテモテなのはなんとなく分かりますし、それでルイズが嫉妬するのも、まあ多少は已む無しとは思いますが、よく考えるとルイズもかなりモテモテですよね。まあルイズの場合は貴族としての地位や虚無の能力を目的としたものが多いですが、たまには才人も嫉妬して良いと思います。嫌がっている女子に「止めろ!」と割って入るのは男子の夢でしょうが、二人の信頼関係を確かめるためにも、一回ぐらいは逆になってみるのも面白いのではないでしょうか。


 本当、疲れてるのかなあ。いつもならゼロの使い魔と言えば「タイトルがカッコ良いから好き」という、毒にも薬にもならないような理由で観ているのですが、今日はやけに気になってしまいました。
 あ、シエスタの事忘れてた。だからどうというわけでもないので、もう寝ます。