お嬢様、お手

 「をどうぞ」を抜くだけで、途端に立場が逆転します。ていうか、どっちもやってる事自体は一緒ですし。


 風野君と昨日の24時間テレビの反省会をしました。詳しくは明日動画を投稿するので書きませんが、幾つか。
 風野曰く「すいぎんPがにくい」そうです。すいぎんPはオリジナルのストーリー動画を作る傍ら、そういう動画を作るためのツール「紙芝居クリエーター」を自作したという業の者でして、しかも無償で配布してるんですな。これがとにかく直感で作れる仕様になっていて、「あらかじめ用意した絵の素材を画面内に自由に置く」「素材は自由に拡大縮小ができて、透明度を調整する事もできる」「素材に文章を入れる事もできる」といった、基本要素が一通り入っているわけです。しかも、細かい数値調整だのはしなくて良いと。
 これで「背景」「キャラの立ち絵と表情パターン」「メッセージウィンドウ」を用意して配置すると、ちょっとしたギャルゲー風のストーリー動画が出来上がるのです。キャラ素材を拡大縮小すれば距離感や感情も表現できますし、喋ってるキャラ以外を透明にすれば視覚的にも分かりやすくなります。
 「動画編集って、いろいろ覚えなきゃならないから難しそう」とか思ってる人に、これは朗報なんじゃないでしょうか。といっても、公開されたのはもう大分と前なんですが。
 風野君が今回のまとめ動画を作る際に初めて「紙芝居クリエーター」を使ってみたところ、愛用の編集ソフトで同じぐらいの分量をまとめる時の半分以下の時間で出来てしまったそうです。しかもツールの構成が単純だから、編集ソフトよりも動作が軽いと。
 「紙芝居クリエーター」ですから、当然「紙芝居」に毛が生えた程度の動画しか作れないのですが、それでも十分すぎます。出来た動画に、別のソフトで音楽や軽いエフェクトを加えればもっとすごい出来になるでしょう。
 しかし風野君は今、ちょっとモチベーションが不安定な状態なようです。4月に作ると言ってたものがずっと放ったらかしで、しかも他のものを作ったりこんな反省会に精を出したりしてるわけですから、その心情は推して知るべしといったところでしょうか。「楽しみにしてる人には悪いと分かってるんだけど、ギャグでもやらないとやってられない!」と言ってました。
 自慢じゃないですが、一番楽しみにしてるのは私です。そして私は幾らでも待っています。


 そういえば風野君、最近動画に好き嫌いが出てきたとか。以前は面白ければなんでも観てたのに、今はシンプルなMADやアイディアの上手いものしか観てないとかなんとか。
 何故かと問えば、「皆ステージを、背景を大事にしてない!」等と。ステージの演出は、それだけで十分面白いのに、過剰演出のおかげでそれが失われてるんだと。うーむ、そういうものなのだろうか。私は面白ければなんでも良いんですが。