交響組曲・大地雷

 めるりPの日記からバトンを拾ってきました。動画作ってない私ですが、面白そうなのでやってみようかと思います。

  • あなたのPC内にある音楽データを全部対象にして、音楽プレイヤーでランダム演奏をしてください。
  • そして流れた20曲のタイトル/アーティスト名を以下に包み隠さず記入すること!
  • あなたの趣味を赤裸々に公開しなさい!
  • 変な曲が出ても泣かない
  • しかし多少の言い訳は許す
  • タイトルは必ず地雷バトンであることをほのめかすようなことを書くこと

 さて、ここで問題なのですが、実は私、音楽は山本正之オンリーです。勿論他の音楽もあるんですが、あの「CDがぐるぐる回ってる感覚」が好きでして、ほとんどの場合CDから直接聴いてて、PCには入れてないんですよね。でもそれじゃあPCの容量が勿体ないから「誰か一人のお気に入りアーティストだけはPCに入れておこう→じゃあ山本正之だな」となったわけですな。ばーかばーか。
 ちなみに例外もあります。「山本正之が他のアーティストに提供した曲=別のアーティストのアルバム」は、「山本正之だけ抽出」といったことはせずにまとめて入れています。通して聴くことで違う面白さがありますし、中途半端は嫌なので。
 そんなわけで、行ってみます。山本正之+αメドレー。あ、ちなみにアイマスは一曲も入っていません。

  1. さんあく18年―君を離さない チュッ☆(4:01)
  2. 天国野郎(3:16)
    • 間寛平の2001年のミニアルバム『ジャングル野郎』の一曲です。「月光バスボーイ」目当てで買いました。寛平さんは最初「なんだかアホみたいな声だなあ」と思っていたのですが(芸人だから当たり前のような気もしますが……)、このアルバムの中ではそれが良い感じにロックになっています。後ろでチャラチャラやってるピアノが個人的に好き。
  3. タイムボカン(2:42)
    • 言わずと知れた「タイムボカン」……ではなく、いつぞやレビューした『アニカバー声優大集合』のユーロビートアレンジで、島田敏さんが歌ってるバージョンです。なんというか、ノリノリ。おかげで間抜けさは十分なんですが、親しみやすさはちょっと減ってるかなあという印象。あと島田さんと聞くと最近はブロリーしか思い出せないから困る。
  4. あなただけSAME-LINE(5:04)
    • 「C調無責任行進曲」目当てで買った『吉岡平ワールド』の一曲。MIOが歌う、CDドラマ「鉄甲巨兵SOME-LINE」のEDですね。ぶっちゃけSOME-LINEはこのCDでしか知らないので、どういう曲なのか掴みかねます。この時期のアニメにありがちな「よく分からないテーマ」を背負った曲と言えばそうなのかも。
  5. タイムボカンシリーズ予告BGMコレクション イッパツマン予告1(0:27)
    • 逆転イッパツマン オリジナルサウンドトラック』のディスク2より。これ、どうやって感想を書けばいいんだ……?サントラまで入れてる私はどうかしてる。でもこのディスクにはイッパツマンのデモテープも入ってるからなかなか貴重なんですよね。
  6. ボヤッキー スローコミカル(0:51)
  7. 燃えよドラゴンズ! 球場合唱編(1:47)
    • 『燃えよ少年ドラゴンズ!』版です。DVDドラマは正直面白くないんですが(アニメならいけたと思うんですが……)、このサントラは名曲揃いです。この曲は、まあ今更敢えて触れるようなものでも無いかな。あ、歌ってるのは水木一郎さんです。
  8. おはようシンデレラ(5:34)
    • セカンドアルバム『山本正之'89 少年の夢は生きている』より。舞台に立つ女優を優しく見守る曲です。間奏に入る詩が美しい。こういう曲を聴いていると、山本さんにとっての愛とか思いやりは「見守る」事にあるんじゃないかと思えます。ちなみに、『COLORS』には「さよならシンデレラ」という曲もあります。
  9. オタスケマンの歌(3:48)
    • また『アニカバー〜』だよ……。ちなみに歌ってるのは緑川光さん。これは「キラキラキラキラ」とか「オタスケー」の掛け声が死ぬほどショボイので、正直好きじゃないです。緑川さんの声自体は好きなんですけどね……。
  10. 逆転イッパツマン(1:16)
    • 逆転イッパツマン』のサントラに入ってるテレビサイズです。まあこれも語るようなところは無いかな。ちなみにこのサントラ、「嗚呼三冠王」が入ってると聞いて期待していたんですが、本編から抽出したものなのでSE入りまくりなのでした。残念。いつかもう一度収録してくれる事を期待。
  11. ドロンボー やられちゃったのよ(1:06)
    • また『ヤッターマン』だ。どうもランダムに偏りを感じます。ていうか、サントラの一曲をどう評価しろと。
  12. オタスケマンかぞえ唄(4:19)
    • タイムボカン 名曲大全』より。コレを思い出しますね。ちなみに私はかぞえ唄では「バグロム数え歌」が一番好きです。その次が「火縄丸かぞえ唄」。
  13. まる木舟探検隊(3:42)
    • 山本正之'88』ではなく、ライブCD『あああ がらがら どんどんどん』収録のフルバージョン。「東京ラブマップ」に繋がるアレです。最初聴いた時は大爆笑しました。ちなみにトラックの関係上後半のトーク部分(「輝けライトマン」の前フリ)も含んでいるので、曲自体は1:12しかありません。このアルバムは名曲揃いなんですが、もう余程の事が無い限り手に入らないんですよね……。
  14. やすらぎ(0:42)
  15. 光画部ユンタ(2:26)
    • 究極超人あ〜る カラオケ』。カラオケをどうしろと。まあ、カラオケを入れている私もどうかしてるんですが。ちなみに、とまとあきさんの奇声は結構好きです。
  16. 宇宙一のスチャラカ男(3:09)
    • 『未来放浪ガルディーン 大歌劇』版(『'89』と違うわけではありませんが)で、スリム<口先男>ブラウンのテーマソング。泣く子も笑う「ひとりクレージー」の名曲です。といっても作詞も山本さんなので、どことなく山本節が残ってるのが面白いです。ちなみに上に出た「C調無責任行進曲」は作詞が吉岡さんなのでクレージーっぽさが強くなっているんですが、編曲のおかげで残念な事になっています。あと、ひとりクレージーと言えばこれ山本正之の宇宙観が強く現れてる特殊な例ですね。
  17. 流星皇子TOMMYの歌(3:47)
    • 月刊OUTが休刊になるちょっと前に出た企画ドラマCD『流星皇子TOMMY』のOP曲。個人的には「やあ。」に並ぶ「山本節」大爆発の曲です。歌詞に意味があろうがなかろうがお構いなしのノリでありながら、実はちゃんとした意味があるという絶妙のラインが素敵。
  18. テイク1コレクション M-1 T1(0:50)
  19. 港ストリート(街頭録音版)(1:11)
    • 短編シリーズの、『桃の花 ウィズアウトボーカル』版です。こういうのを聴いてると、山本さんも相当「粋」だなあと思います。J9シリーズが「粋」だけで作られたように、山本さんの独自の世界が作られています。非常に珍しいアカペラ曲というのもポイント高いですね。ちなみに通常の『桃の花』では街頭の雑音の上にスタジオ録音を重ねたものが収録されています。
  20. わたしのANDROIDくん(2:48)
    • 究極超人あ〜る』ですが、またカラオケです。この頃の笠原弘子さんは素人くささ全開なんですが、この曲ではそれが逆に良く作用していると思います。いやあ、本当に揺れないなあ。
  21. 日本政変・雪のサムライ(4:25)
    • 『正しい未来』収録の歴史シリーズ。有名な暗殺事件である「桜田門外の変」と「二・二六事件」がほぼ同じ場所に同じ季節に起きているところから着想を得た、歴史の転換点を歌った曲。歴史シリーズはギャグが多めなんですが、この曲はほぼ全編シリアスで進むので、聴いてて盛り上がります。それゆえに、冒頭の駄洒落にはずっこけてしまいます。ちなみに山本さんは二つの事件の共通点から、1860年→1936年と続いて、2012年にも何か起こるんじゃないかと夢想しています。
  22. 初恋(0:24)
    • 『ザ★短編』収録。「僕は今日、初恋の人を変えました……」という歌詞がどういう意味なのかは、今でも分かりません。何気無い歌詞なのに、とても深い。
  23. 飯田線のバラード(3:59)
    • 究極超人あ〜る』版ではなく、『あああ がらがら どんどんどん』のライブ版でもなく、『ラジオがだいすき』で岩崎和夫さんがカバーしたバージョン。間奏に例の台詞が関西弁で入ってるのがポイントですが、岩崎さんの歌唱力自体はあんまり……。これも「雰囲気」で聴くのが正しいんでしょうね。ちなみに、これも冒頭にトークが入ってるので、曲自体はもうちょっと短いです。
  24. やる気まんまん授業中(0:21)
    • ナマケモノが見てた』のイメージアルバム(実質サントラ)です。だからどうしてこう評価しにくいものばかり……。怖い雰囲気から一転してギャグに落ちる、それだけの曲です。OVAのイメージそのままですね。
  25. ゼンダマン未収録BGMコレクション ゼンダマンPF(3:50)
    • 逆転イッパツマン』多すぎ!……んで、「わすれっこなしよ」のカラオケ版とでも言いましょうか。メロディラインにピアノが入ってるんですが、そのまま歌う事もできます。この曲は結構好きですね。やっぱりアニメには、こういう本編と直接関係の無い(しかし普遍的なイメージは持つ)イメージソングが一曲ぐらいあるとバランスが取れると思います。
  26. ヤッターマン・ロック(2:27)
    • タイムボカン名曲大全』より。どこが「ロック」なのか全然分からない辺りがある意味ロックです。学生時代には「ブタマン・ジャズ」なる、これまたどこがジャズなのか分からない曲を作曲しているので、その時とノリは同じだという事でしょうか。
  27. 燃えよ少年ドラゴンズ!(3:30)
    • 『燃えよ少年ドラゴンズ!』のOP曲。水木の兄貴が熱唱しています。「少年ドラゴンズの歌」をベースにしており、若干名残が感じられます。本当、ドラマはアレだったのに曲は良いんですよね。
  28. ゼンダマンの歌(3:22)
    • 『アニメの大王』のセルフカバー版です。どうして正統派が少ないんだ……。あと、山本さんがゼンダマンを歌うと、「エンダカタルト!」とか「イカリング!」の「日本ジンダマンの歌」の合いの手を入れたくなります。
  29. ああ時代劇(3:39)
    • シングル文庫『憧れの遣唐使航路』の一曲。歴史シリーズでありながら、テーマは時代劇という、番外編とも言える一編。歌詞がちょっとギャグに偏りすぎているような気もするんで、個人的にはあんまり好きじゃないんですよね。
  30. ヤッターマン ハードロック(1:08)
    • 2008年版『ヤッターマン』より。とどめもサントラか……。ていうか、なんで旧版ヤッターマンが無いんだ?曲自体は読んで字のごとく「ヤッターマンの歌」のハードロックアレンジといった感じで、ノリは良いです。


 正直、長編シリーズとかが来たらどうしようかと思っていたんですが、杞憂でした。代わりにサントラがいっぱい来ましたが。メインであるはずのオリジナルアルバムがほとんど無いどころか、あ〜るはカラオケのみ、ボカンは異端であるはずの「アニカバー」が二つも入ってる(あれ10曲しか無いんですが……)、J9に至っては一曲も無いという悲惨な状況。そしてサントラの多さ!確かにサントラはかさばるんですが、ここまで偏るとは思いませんでした。
 このバトン、確かに地雷と呼ぶに相応しいかもしれません。私だけじゃ悔しいので、誰か拾いやがってください。


 追記:よく見たら30曲もあるじゃんか!