前回の日記をすっ飛ばして

 あまりにも馬鹿馬鹿しい夢を観たので、覚えてる限りで書きます。
 夢の中の私は音楽家でした。どうやら楽器一本で世界中?を周ってる様子。何の楽器なのかはよく分かりませんでしたが、まあ私の音楽知識は貧困なので、そう珍しいものでもないと思います。
 そして、どこかの国に演奏をしに行こうという道すがら、同じようにその国へ招待されたという料理人と同席して話をするという夢なんですが、その料理人というのが、ここ数日で2chのスレなんぞで話題になっていた、韓国のデザイナー「アンドレ・キム」さんでした(なんでデザイナーが料理人なんだ?)。ぶっちゃけ私は名前すら覚えていなかったんですが、チラッと見ただけの顔が僅か数日で夢に出てくるなんてちょっとした感動じゃありませんか。
 んで、そのアンドレさんとのお話がまた変てこな内容でして、なんというか、実にまともだったのです。
 アンドレさんがその国に行くのに持っているのは、どうやら包丁一本の模様で、しかもその国に行くのは初めてだというのです。「そんなので大丈夫なんですか?」という私の問いに対し、アンドレさんは「包丁一本あればなんでもできます」とにこやかに答えられました(口調は優しくても、顔はすごく怖かったです)。
 曰く、料理というのは基本的な調理法さえ抑えておけばどんな国でもやっていけるものであり、要求と材料と器具をある程度提示してくれればなんでも作れるから、本当に必要なのは自分のもう一つの腕ともいえる包丁だけで良いというのです。まあ招待された身ならば、一通りの素材は前もって用意されているでしょうから、相手の流儀に則ったやり方に可能な限り合わせられる形にしておくのは正しいかもしれません。
 それを聞いた私も、「ああ、音楽と同じですね」と答えました。「音楽に国境は無い」という言葉がありますが、それは「素晴らしい音楽は世界共通」というだけでなく、「無限とも思える音楽のパターンも、実は全て一定の規則から成り立っている」から、それこそ楽器の指の押さえ方だけ覚えておけば、後は現地で楽譜を見せてもらえばどんな音楽も演奏できるのだから、敢えて持ち歩く荷物は少なめにしておくといった感じの話をアンドレさんにしていました。そして、それを話し終わった辺りで目が覚めました。


 さて、この夢は何なのでしょうか?アンドレさんの事をそんなに想っていたんでしょうか、私は。そしてお話の内容も、なかなか興味深いようで、そんな事ができるのはごく一握りのプロだけでしょうに、私は一体どんな音楽家だったんでしょうか?
 まあ、夢にツッコミを入れてもしょうがないんでしょうけど、久しぶりにツッコミたい夢だったので。あとアンドレさん顔怖かったよ。