驚き桃の木山椒の木

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 一気に時を渡りきり、ついに出た出たやっと出た!地球のアイドル、ヤットデタマン


 名調子ですよねえ、ヤットデタマン。啖呵売のパロディなんでしょうけど、曽我部さんにカッコよく言われると良い意味でギャグに聞こえない。
 ヤットデタマンからギャグ路線が確実にシリアス路線になってるわけですけど、それでも大巨神がちゃんとギャグキャラしている辺り、バランス取れてると思います。そう考えると、次のイッパツマンは本当に異端児ですな。シリアスな素材でギャグをやってるのがヤットデタマンなら、シリアスな素材でそのままシリアスになったのがイッパツマンなわけで、そういう意味ではイッパツマンは「すごくつまらない」という。


 あと、「ヤットデタマン・ブギウギ音頭」のB面「グーチョキパー音頭」について。これは両面が音頭で、裏面に振り付けがある事と、両方の編曲者が同じである事から考えるに、「〜ブギウギ音頭」からしヤットデタマンとは直接関係無い、企画もののシングルだったのではないかなあとかなんとか。で、企画もの曲にヤットデタマンの曲を使わせてもらった、という感じの。
 LPや「名曲大全」に入っていなかったりする辺り、ヤットデタマンからの派生ではなく逆の経路で作られた曲に思えます。本編で使われたのは、たぶんオマケなんでしょう。楽屋落ちの40話でしたし。……風野君に言っておけば良かったかな。