ボカンで育って大人になって

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 まずはお疲れ……と言いたいけど、私もお疲れてるので、お話は明日で良いですかね。


 5日追記。
 さて、実を言うと昨日お疲れてるというのはちょっとだけ嘘でした。本当はシリーズ完結記念という事で、改めて最初から観直していたんですが、まあぶっちゃけ長かったので昨日はお休みという事にしたのです。
 その上で感想を述べたいんですが……、私自身も制作にチョロッと関わってる部分があったので、あまり感想を述べるのはどうかと思っていたんですが、今観直すとこれはすごく面白い動画なんだなと思いました。ボカンがどうのというのも勿論なんですが、読み物としてもちゃんと作られていて、長いのにだれないんですよ。構成はしっかり作られているし、笑いどころも用意されていて、ついつい次の動画へ……という風に読み進めてしまいました。確かにちょっと文章がおかしい点があったり、解説し忘れてる点もあったりするんですが、その辺は大体コメントでツッコミが入ってくれていますし、一度観ただけで全部内容を頭に叩き込む、といった気難しい話でもないので、十分に「教養講座」としての役割を果たしていると言って良いでしょう。
 今回の動画に関しても、オマケの曲紹介のみというあっさりした構成でありながら、ボカンのパロディ曲や亜流、完全オリジナル曲にカバーも語ってラストへの流れが、必要最小限でありながらも、すごく練られています。私だってそれなりには詳しいですけど、ドラえもんの件とかはかなり感心しましたし、しかも深いところを解説しながらも言葉遣いはかなり噛み砕いているので、無理なく頭に入ってきました。
 そしてラストの富山敬さんの言葉。これは私も大好きなんですけど、これをラストに持ってくるのは本当に上手いと思いました。その上で動画のコメント「泣き笑いでも良いさ、笑おう」を見ると、やっぱりボカンは笑いが大切であり、風野君も楽しさを第一に考えてここまでやってきたという事が分かります。決して気取らず押し付けず、自然体での楽しさを提供してくれた富山さんの口調と言葉は、このシリーズの締めに相応しいと思いました。
 ここまで綺麗にやっちゃうと「とりあえずの最終回」が永遠のものになってしまうような気もしますが、実際風野君は今のところ続きは考えていないようです。ただ、「社長が芳忠さんに代わる前にJ9を語りたい」という事と、その場合は全5作分であろう事は教えてくれました。個人的にはイメージカプセルの方が面白さでは上だと思いますが、アイマス的には徳丸さんは外せませんよね。
 にしても、徳丸さんがディーゴになるなら、芳忠さんは誰になるんでしょうか。いや、出るかどうか知りませんが。


 教養講座というのはものにもよりますが、すぐに観なければならないというわけではありません。完結まで時間はかかってしまいましたが、元々長い動画ですし、急がずに気が向いたら観てもらえれば良いんじゃないかと、私は勝手に思います。タグで言うなら「そのうち評価されるべき」というのはどうでしょう。
 あとオマケのネタ。前回のPart.11が出来た後に知ったんですが、ワンダースワンの「ボカン伝説」、これ実はToLOVEる長谷見沙貴先生が関わってるそうです。長谷見先生は脚本の世界に来るまではゲームクリエイターをやっていたそうで、その中の一つがこれという事です。なお、無意味にオタクネタが飛び交う隠れたバカゲー「ミニ4ボーイ2」にはシナリオ段階から関わってたそうで、ToLOVEるもえたんと同様の「アレな空気」を感じたい人は要チェックですよ。


 もう一つオマケ。ニコニコポイントを全然使わない私ですが、風野君が先日宣伝に使ってました。
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 コメントを見るに、まだ彼は山本m@s之の旗手であるようです。その名に負けず頑張って欲しいものですと、宣伝した動画を宣伝しつつ、友達を宣伝してみる私コーメイ。