レイアウトをいじる

 「主な話題は映画感想」と書いておきながら全然映画の話題をしてないので、外しました。映画自体は観てるんですけどね。それと更新頻度も落ちてるので、1ページごとの日記の表示数も減らしました。とりあえず7日から5日分にしたので、少しは短くなったでしょう。


 アイマスDSの漫画版の特典ドラマCDのキャストが公開されたようです。正確にはまだ公開されていない、27日売りのコミックレックスの早売りを入手した人がいるようで。
 DSのサブキャラ勢は全員ボイスが「ツツツツ」だったので、誰が声を当てるのか皆注目してました。なお、このキャストを決めたのは漫画版のスタッフが中心だったようで、アイマスのメイン開発陣が直接関わっているわけではないようです。という事はこの人物達はゲームの続編とかアニメに(積極的に)出たりはしないんだなというちょっと残念な事情も垣間見えたりもします。
 そして特に気になっていたのが日高舞さん。「元トップアイドル」「キャラの立ち位置が範馬勇次郎」という今までに無い個性を持っていたので、メインのアイドル勢よりも強力な人でないとダメじゃないか?まさか日高繋がりの元アイドルで日高のり子か?等と噂が飛び交っていましたが、なんと柚木涼香さんでした。これは熱い。
 柚姐さんと言えば、十代の頃に女優やグラビアをやってたのですが、「素人の声が欲しいからアルバイト感覚でやってみない」とアニメ音響監督の岩浪美和(当時Vシネマ等でも仕事してた)に誘われて声優デビューしたという異色の経歴を持つ人です。ところがこのデビュー作が「ベテランばかりの声優無法地帯」の異名を持つビーストウォーズだったためにメキメキ成長し、声優養成所等での勉強を全くしないままベテラン並の演技力(とフリーダムな性格も?)を身に付けてしまいました。尤も、デビュー作の時点でマスコットキャラと唯一の女性キャラの二役を任されていましたから、元々素養はあったのでしょうが。
 その後は仕事を声優業に一本化し順調にこなしていったのですが、2006年の「うたわれるもの」ではヒロインに抜擢されると共にラジオのパーソナリティも任されるようになりました。しかしこのうたわれるものらじおで、主人公役で相方の小山力也さんと番組進行そっちのけでイチャイチャしようとしたり(力也さんは紳士なのでなんとか回避していました)、女性ゲストが来ると露骨に敵視する(元がギャルゲーなのでキャラとしては間違っていませんが、役者としては……)などのフリーダムな態度を見せたおかげで更に人気を獲得。姐さんはラジオのパーソナリティはこれが初だったので、ここで初めて人柄を知ったという人も多く、様々な要因が重なった結果、2006年のアニラジでトップクラスの人気を誇る伝説となりました。私はビーストも知っていましたが、うたらじで一気に柚姐のファンになりましたし、うたらじが無かったらアニラジなんて今も聴いてないとすら思います。
 そんな柚姐さん、今年で37歳、お子さんもいらっしゃるようなのですが、正直言って未だに可愛らしいです。本人は「こんなおばさんが〜」とか「若い子には負ける〜」とかよく謙遜してらっしゃいますが、元々女優だったのでルックスは勿論のこと、言動の端々からも可愛らしさが滲み出ているのです。これは素の性格が素直だというのが大きいのでしょうね。うたらじの暴走に関しては、好きな人の事を思うと一直線になってしまうという少女漫画みたいな個性がそうさせたのだと思います。「学生時代に好きな人の顔を見て鼻血が出た」「告白するために電車で二時間かけて相手の家まで行った」等の一歩間違えれば危ない人のようなエピソードを持っている辺りもポイントが高いと思います。
 何が言いたいかと言うと、私は柚木涼香という自由な声優が大好きで、そんな自由な人が日高舞を演じるというのは僥倖であるという事です。なんというか、柚姐の演じるキャラも好きなんですけど、今回の日高舞はあまりにも柚姐そのまますぎます。柚姐が声優じゃなくアイドルだったらこんな感じになったんじゃないかとすら思います(声優もある種アイドルですけどね)。可愛いし強いし、なんだこの人は。
 なお、ちょっと突っ込んだ話になりますが、柚姐は前述のように養成所に行っていないので、他の声優に比べると演技の空気感が違います(言動が可愛いのも、演技臭さが無いからではないでしょうか)。元トップアイドルという世界の違いも、この辺りの空気が表現してくれるんじゃないかなあと勝手に思っています。また、演技という「技」を知らない分「力」で役に臨むタイプでもありますから(おかげで役にのめりこんでしまった結果がうたらじだと思われます)、その辺りも範馬勇次郎的ですよね。


 25日追記。朝起きてから読み返したらそこはかとなくキモかったので、もうちょっとだけ真面目な話。
 アイマス関連の声優は基本的にアーツビジョンアイムエンタープライズ所属の人で構成されています。例外は黒井社長役の子安武人さん(自分で事務所を持ってるリアル社長でもあります)と天ヶ瀬冬馬役の寺島拓篤さん、それとDSのメイン三人ぐらいで(ちなみに高木順二朗役の大塚芳忠さんはアイムの関連事務所のクレイジーボックス所属)、特にドラマCDで一回限りの端役等、あまり重要でない人物はこのどちらかの事務所から役者を選んでいます(あるいはメイン声優が兼役)。この例外に関しては重要キャラだから、あるいはイベントにあんまり呼ぶ予定が無いから等の理由があるかと思います(ちょっと切ない話ですが)。
 またドラマCD関連での例外は、初期シリーズに登場したP役の泰勇気さんの他には、漫画の『relations』に登場した魔王エンジェルの三人や五神武彦、神長瑠衣等の「大物芸能人キャラ」の声優は自由に選ばれています。そして今回のDSサブキャラ勢の中では、柚姐さんだけ唯一どちらの事務所でもない81プロデュース所属です。ということは、やはり日高舞というキャラは重要であり、柚姐でこそ演じられるキャラだったということなんでしょうね。
 柚姐さん、歌もなかなか上手い方ですから、ALIVEも歌ってくれませんかね。