レオパルドンを投稿した清水さんは元気だろうか

 「まんが4コマぱれっと」という雑誌があります。私は主に磨伸先生のために読んでるのですが、ちょっと前まで「まんが4コマKINGSぱれっと」という名前でした。そして「まんがぱれっとLite」という姉妹雑誌もありました。この二つの雑誌は今年の四月ぐらいに「Lite」と「KINGS」が統合され現在の形になったのですが(二つあって混乱していたのでまとまってくれたのは嬉しい話です)、そのおかげとでもいうのか、本屋で全然見られなくなってしまいました。ここ数ヶ月、全く売っていません。最初から仕入れないのか、そこそこ固定客がいてすぐ売れてしまうのかは分かりませんが、先日久しぶりに、本当に久しぶりに本誌を見つけました。正直潰れてしまったんじゃないかとすら思ってました。
 それで久しぶりに読んでみたのですが、氷室の天地で「ぼくの考えた最強偉人」なる企画をやっていたそうじゃありませんか。こういうの大好きですよ。もう終わってましたけど。これで〆切前だったら藤岡弘、とか書いて送ったのに……いや、ブログまでチェックしていなかった私が悪いんですが。採用されるかどうかは別として(近代の人物は厳しいらしいですし)割と真面目に考えて、藤岡弘、レベルなら英霊になれると思います。クラスはもちろん(?)ライダーで。こういう「ぼくのかんがえた〜」系の企画は心の奥底にある何かをやたらとくすぐられます。


 それにしても、4コマ漫画って難しいですよね。4コマでオチを付けるだけでも結構難しいのに、それで半ページしか埋まらないんですから。あずまんが大王辺りから「4コマでは弱いオチだけど、一話分で大きなオチ」といったスタイルの4コマも現れてきましたが、そうすると一ページに8コマある構成が逆に窮屈に思えてきますし。そこで上手く余白を作って読みやすくするか(あずまんが大王はその辺りが上手かった印象です)、あるいはコマの中にひたすら描き込んでぐいぐい笑いを持ってくるか(磨伸先生はこっち?)。
 この「まんが4コマぱれっと」という雑誌一つとっても、面白い漫画は結構ありますが、それが「4コマ漫画だから面白い」のか、「漫画として面白いけど4コマの必然性は感じられない」かの二種類があるように思います。背景とか書き込んであるとますます「これ普通の漫画でやれば良いじゃん」とか思っちゃいます。4コマ漫画ははっきり言って漫画の体系で見ると稚拙なので。その分手軽さがあったりするので他の漫画より劣っているわけではありませんが(言葉は矛盾してますが)、その利点と欠点を把握した上での漫画が載ってると、4コマ漫画雑誌としてしっかり読み込めるんだろうなあと思ったり思わなかったり。
 まあ、今のヌルヌルした雰囲気の4コマ漫画雑誌(きららCaratとかも含めて)もそれはそれで好きなんですけど。手軽には違いありませんから。でも現状だと手軽すぎて、単行本まで手が伸びる漫画が少ないです。