F-ZEROファルコン伝説の思い出016

 上の雰囲気ぶち壊しですが、これは私の連載みたいなものなので遠慮なく書きます。それに、こういう趣旨の違う文章を同時に書く経験はあまり無いので、頭の体操みたいなものになるだろうかと思っていたりもします。


 18話、クランクの冒険。ポイントは「ジョディお姉ちゃん」と「早朝バズーカ」でしょうか。クラッカーから足を洗ったクランクではありますが、過去の残骸みたいなものは幾らでも出てくるんだよ、という教訓めいた話。
 この手の話でいつも思うのですが、「不必要だが、敵に渡したくない物を持っている状況」で、どうしてそれをさっさと破壊したりしないのでしょうか。勿論お話的には「過去の克服」がテーマになっていますから、最後に破壊するのは実に自然な流れなのですが、ゾーダの事ですから、目の前で破壊してもしなくても、結局命は狙われると思うんですよね。だったら、最初に破壊しておいた方が落としたりする心配が無くて良いと思います。
 どうでもいいですが、砂漠とF-ZEROマシンという組み合わせはなかなか好きだったりします。雪山の話も好きだったので、障害物の無い自然を走るという構図に魅力を感じているのかもしれません。あるいは、無印ゾイドは荒野や砂漠での戦闘シーンが多かったので、そっちの影響もあるかもしれません。だって、コースを走っている時は代わり映えしませんからねえ。
 そしてこの話で、たぶん初めてだと思いますが、バート先生に何か秘密があるかもしれないという描写がありました。勿論その時の私はとっくに知っていたのですが、エプロンを外して「スッ……」と出ていく先生のカットは、正直痺れました。やはりこのアニメ、さりげない演出のレベルが高いです。古典的なのですが、にくい。
 ちなみに、早朝バズーカは最初観た時にネタを知りませんでした。わざわざネットで調べたほどです。いやあ、ためになるアニメだ。