紫色の掃除機男

 そういえば、F-ZEROマシンにはGTカーやラリーカーのように、広告とかをあしらったデザインはありませんね。当然「痛車」も。やはり、基本がフォーミュラーカーだからでしょうか……と思いましたが、F1にもスポンサーはありますよね。F-ZEROの場合は……、パイロットの大半が個人だからでしょうか。ジェームズマクラウドやビーストマンのように、「自分自身」を宣伝しているパイロットはいますが。
 そういったパイロットがいるように、F-ZEROの影響力は計り知れません。その意味ではF-ZEROマシンは最強の広告塔なのですが……。それとも、オリンピックのように競技中の広告は禁止されているのでしょうか。F-ZEROも世界的なスポーツですので、そのぐらいの公正さや厳粛さが必要なのかもしれません。
 でもその場合、広告が駄目なだけで、自分の好きなようにマシンを塗るのは自由なわけで……。一瞬、アイドル時代のジャック「チャッピー」を貼りまくったドラゴンバードを想像してしまいました。何故に。


 32話、暗黒からの叫びでは紫色の掃除機男ゾーダが帰ってきました。暗黒空間というものがなんなのか、いまいち分からないのですが、腹が減ったりはしないのでしょうか。いえ、腹は減るけど、そもそも時間の流れる感覚が違うのかもしれません。
 しかし、それよりも驚いたのがブラッドファルコンの存在です。なんというのか……19台は増えすぎです。いくらクローンにしても、19台のブラッドホークはただではないでしょうに、ダークミリオンの経営が心配ですよ。そして突如現れたシャドー総帥により、リュウ君達と一緒くたに暗黒空間に落とされます。ほとんど壁役、ゴミの扱いですよこれは。
 そして、全部ゾーダの餌になりました。リアクターマイトのにおいがするんですって。確かに以前ブラックファイアを放っていましたので、リアクターマイトの力も利用して作られたのは間違い無いとは思っていましたが……。ともかく、ブラッドファルコンを食ったゾーダはハイパー化。頭がハートみたいなデザインの愉快なおじさんになってしまいました。
 そのパワーアップした力で、暗黒空間をこじ開けて脱出します。突如変わってしまったゾーダを人々はどう受け入れるのか……、というのは杞憂だったようです。一発でゾーダだと分かるアレなデザインはそのままですし、そもそも細かい事を気にしていてはF-ZEROファンは務まらないのでしょう。
 バート先生も今回はゾーダを総力特集。本名が「ゾーダック・ストロベリー」という可愛い名前である事など、どうでもいい秘密が明かされました。……しかしバート先生、シャドー総帥には厳しいですけど、ゾーダの事は別に何も言わないんですよね。…………いえ、気持ちは分かりますが、ヒーローとしての自覚はあるのでしょうか。


 ……キャプテンファルコンありがとうところで、キャプテンファルコンありがとうこの辺りまで来ると、キャプテンファルコンありがとうやはり私の記憶はキャプテンファルコンありがとう結構薄れているなあと実感しましてキャプテンファルコンありがとう。数の少ない感想サイトを巡ってキャプテンファルコンありがとう、キャプテンファルコンありがとう2クール辺りまでの感想を読んでいたりしていたのですがキャプテンファルコンありがとう、大事な事を忘れていたんだなあとキャプテンファルコンありがとう思い知らされましたキャプテンファルコンありがとう。
 とりあえず、ここでバート先生に謝っておきます。ワープゲート事故のお礼、遅れてごめんなさい。