妄想番長、英語で言うとイメージリーダー

 唐突ですが、私は影響を受けやすい人間です。私がゲーマーになったのも、兄がファミコンディスクシステムでよく遊んでいたからですし、そこでトルネコシレンを始めとしたローグライクゲームにはまったのも、兄の薦めからでした。中学校時代の華々しい三年間は、仲の良かった同級生にくっ付いてなんとなく入部したクラブ活動によるものでしたし、「実は食後にはあまり歯は汚れていない。朝起きた時が一番ゴミが溜まっている」という話を聞いた途端に歯磨きの習慣が朝になりました。
 他にも数え切れないほどの影響を受けて今の私がいるので、それはもう「私」といって良いのかとすら思いますが、ここで一つ重要な事が。影響を与えるのは何も他者ばかりではないのです。具体的には、自分からも影響を受けるのです。一種の自己暗示という奴だと思われ、やる気が無いと言ったら本当に体がだるくなりますし、その場の冗談で自分の人生観を変えてしまった事も一度や二度ではありません。
 実はこの日記の目的の一つに、自己分析があります。とにかく日常を書いていく事で、どこで自分の考えが変わるかを確かめたかったのです。何しろ、しょっちゅう人から影響を受けているものでして、自己に対する認識が希薄になっているのです。初心がどこにあったか最早定かではない私は、「まあそんなもんかもね」が口癖になっていました。意志が弱いわけではないと思うのですが、すぐ他人に染まってしまう為に弱いように感じてしまいます。
 そして、この日記を通してどうにかそれを分析、改善できないものかと思っていたのですが……、ここへ来てまた新たな問題が発生しました。
 先日話題にした小説の話ですが、あれの続きが書きたくなってきました。元々のラストシーンからして「俺達の戦いはこれからだ」になっていますし、旅物語という性質上幾らでも物語を作れます。つまり、容易に続きが書けるんですね。それに加えて「自分の文章」に触発されましたものですから、あのアホ娘の波乱の生涯をもう少し考えてみても良いのではないかと思えてきました。
 あるいは、それの遺伝子を受け継いだ別の物語も良いかもしれません。先日の日記にもありますが、書いていた小説はあれ一つではないので、シリーズ化できそうなものも幾つかあります。短編の文章量で主要人物がいろいろと皆殺しになるものもありますが、とにかく続きを書くのは難しくありません。


 やっぱり今はインターネットの時代ですよ、とダイノボットが言っていましたので、それなりにまとまったらどこかに公開するかもしれません。ただその場合、どこか別のスペースを借りて、はてなとは違うホームページを作る事になるかと思いますが。長いでしょうから。