アニメ店長FIRE WAVE2シェアルーム&ディアフレンズ

 なのは様、キレる。


 最近、妙ちきりんなキーワードで検索してくる人が多いです。曰く「もえたん スキップ! 歌詞」「夢をみる島 ひらがな」「出たなゲッタードラゴン」「100万ゴリラパワー」辺りはまだ理解できますが、「親父の股間」「SONY製 テレビ 壊れた」「ヒンドゥー教 左利き」なぞ、私はこれでも自分が何を書いたか結構覚えてる方ですが、さすがにわけ分かりません。特に「親父の股間もえたん8話の事です)」について調べていた人は何を考えて私のサイトにやってきたのでしょうか。いろいろな意味でごめんなさい。


 さて、先日ブックオフで掘り出し物を探していた時、特に目ぼしいものは無かったのですが、意外なものを見つけました。今回のタイトルである「アニメ店長」のドラマCDです。FIRE WAVEの2と3、そして最白の3(トレブラン トロワ。これだけ帯無し)と中途半端の歯抜け、しかも私はアニメ店長に思い入れが無いというオマケ付きですが(島本和彦先生は大好きです)、一枚250円の投売り状態だったものですからつい買ってしまいました。
 ラジオドラマでやっていたものをCDにまとめたもので、5分少々のドラマを何篇も入れています。間にはアニメイトの宣伝も入っています。とりあえず最初のFIRE WAVE2だけ聴きました。ちなみにこのCD、発売は五年半前です。
 ぶっちゃけ私はアニメ店長及び兄沢命斗を全然知りません。なので、キャラデザの島本先生と、らき☆すたでの熱い語り、後は関智一さんのボイスにより、その手のキャラなのだと思っていました。しかし、このドラマCDで語られているのは、なんとも普通な「オタク像」を持ったキャラでした。「アニメ関連の専門店の店長」という恥ずかしい肩書きを隠し、親から解放されるために一人暮らしの場所を探し、店長仲間でありオタク仲間でもある道玄坂や殿鬼と「オタクトーク」を展開する、ステレオタイプなオタクでした。なんだか、ちょっと夢が壊れた気がします。
 特にオタク的キャラクターの描写については良くも悪くも分かりやすいものでした(なお、このCDが出たのは五年以上前ですから、今以上にオタクバッシングは厳しいものだったでしょう)。一般社会から隠れて自分は痛くないとか言いつつも実は痛々しさ満載という、話だけ聞くとこっちも痛々しいぐらいですが、まあそこはコミカルなシナリオの内容と一話辺りの短さ、それと声優さんの熱演で聴けるものになっています。
 また、アニメイトのキャラクターであるおかげか、オタクネタについて作品名がそのまま出ているものが多いようです。時代的に「おジャ魔女」とか「アギト」とかはちょっと古いとは思いましたが、いちいち内容に共感できたので一向に構いません。


 しかし、どうしてオタクは自分のジャンルを頑なに守ろうとするのでしょうかね。私みたいに節操の無いのもどうかと思いますが。