敵と手榴弾で相打ちだったそうですね〜

 うん、爆風同時。


 そんなわけで、山本正之先生のアニソンしばりに行ってきました。といっても内容は「ほとんど」書きません。つまり少しだけ書きます。そのうちの一つが、タイトル。どうやらヒッサツマンは歴史シリーズの側面も含んでいるようです。


 私と風野シュレンが旅立ったのが大体10時ぐらいで、大阪駅に到着したのが12時過ぎでした。それからアムホールとやらを探して四半刻ほど彷徨いましたが、まあそれは置いておき。……二人揃って地図も持たず、「確か小学校の近くだったはず」の記憶だけを頼りに無計画に行くからそんなことになるんだ。
 それから二人でたこ焼きを頬張ったり怪しげな店に入ったりして暫く時間を潰し、ゲーセンのクレーンゲームを失敗しまくって馬鹿みたいに笑ったりしていました。
 そこで気づいたのですが、私と風野は付き合いは長いのですが、あまり一緒に出かけません。二ヶ月に一度ぐらい、私が映画に誘ったりするのですが、その程度です。特に県外まで出たのは初めてでした。……実を言うと、去年の8月の夏コミに行っていたのですが、あの時は「一緒」ではありませんでした。お互い「行く」と言っておきながら、最初から最後まで別行動だったというよく分からない旅でした。
 「まるでデートみたいだねえ……」そんなことを言うと、風野君「そんな事、今更言うなよ……、恥ずかしいじゃねえか……」とかほざきやがりました。うん、キモイ♪キミの事は嫌いじゃないどころか好きだけど、お前さんはそんなキャラじゃねえよ。私だってあんなキャラじゃないし、お互いの悪乗りに反省。
 真面目な意見を言えば、私と風野君は大きく歳が離れていますし、風野君は外見年齢が五歳ぐらい若いので、デートというよりは仲の良い親子に見えるかもしれません……。
 そんな事実に気づいてちょっとブルーになった私、どうせ一緒に行動しても漫才のネタぐらいしか沸かないので、時間まで別行動する事にしました。風野も私も、まともに大阪に行ったことは数えるぐらいしか無いのです。一人で歩きたい時だってあるのです。倦怠期ではないのです。
 そしてブラブラしていた私、ふと見つけたTSUTAYAにふらふらと。たとえ旅行先であろうと、本屋のにおいには逆らえない、情けない私でありましたとさ。
 本のついでにCDも見ていると、なんと「タイムボカン王道復古 特訓満漢全席」があるではありませんか。私、ボカンはほとんど持っているのですが、まだこれは持っていないのですよ。確か「風雪マタタビンガー」はこれでしか聴けませんし、即買い……と思ったら、なんとレンタルでした。アホ、アホ、私のアホ。ぬか喜びにも程がある。旅先でレンタルなんてアホ。
 失意の表情で店を出て数分後、風野君からメール。私との年齢差を感じさせない関係でありながら、彼はメール越しにはいつでも丁寧語なのが妙に好感が持てます。そして内容は、「今まんだらけにいるのですが、タイムボカン王道復古の特訓満漢全席が中古で売っていました。まだ持っていないCDだったと思うのですが、買っておきましょうか?」

  • そう かんけいないね
  • 殺してでも うばいとる
  • ゆずってくれ たのむ!!

 運命、信じるよ。私、信じてみるよ。


 思わぬ収穫を得てから、風野と再会。そろそろ開場待ちも増えてきました。やはりというか、年齢層はおじさんおばさんがメインです。そこでふと思いつき、そっと風野から離れて人混みに紛れる私。おっさんおばさんの中で、いたいけな大学生が一人きり……。ぬはは、思った通り挙動不審になりよったわ。間抜けな顔しながら、可愛いところもあるじゃないか……などと、くだらないやり取りをしてから開場。
 会場内ではお馴染みのCD販売。とりあえず大和朝廷の43と、何故か持っていなかった「才能の本能」も購入(なんでだろ?)。……あと「桃の花」も持っていないのですが、こっちは少々古いので、またどこかで探すしかりません。
 そんなわけで、アステロイドブルースから始まった「アニソンしばり」。30曲以上の多種多様のアニソンを聴いて、私も風野も大満足。ライブの内容は書いちゃいかんというのが山本先生のスタンスですが、泡沫の日記サイトに書くぐらいなら良いと思うので、幾つか印象的な話だけ書いておきます。
 まず、Wikipediaはウソだらけ。……まあ、これは大体想像が付きます。だって、書かれてる文章からしてやる気が無いのが伝わってきますから。あとイタダキマンの騒動の真相とか、山本先生はやっぱり「なんでもネタにする」のが本質なんだなあと思いました。そして、「ネタにする」だけで、恨んでるかどうかはまた別の話と。
 恨みといえば、ヤッターマンのOPの話もありました。ことあるごとにアコギがどうの制作がどうのなどとネタを持ち出す先生の姿は、悔しさと楽しさが同居しているように見えました。あのOPは確かに失敗だったのですが(失敗って言っていました、ハッキリと)、いじりがいのあるネタを見つけた子供のような先生を見ていたら、なんだか「アレはあれでよかった」と思えてきました。
 個人的に聴けて良かった曲は、「どびびぃ〜んセレナーデ」。山本先生の歌う「どびびぃ〜ん」はやはり感慨深いものがあります。あとは、少年ヨコシマ探検隊等もタイムリーで満足。J9シリーズのグライシンガー(笑)とか、マニアックなネタもありました。合いの手で一番気持ちが良かったのは、なんといってもおじゃまんが山田くん。東江戸川三丁目!さんちょうめ!子供みたいに振り付けも一所懸命やって、アホみたいに疲れました。


 で、ですね。私達はそれから三重県に帰ったわけですが……終電でした。それも、特急に乗らないと帰れないぐらいの終電でした(「駅」を歌いながら帰ったのは言うまでもありません)。家に着いた頃には日付が変わっており、とにかく疲れがドッと出てきました。ですから、この文章はすっごく荒れています。でも直す気力がありゃしない。
 もう、オチのつけ方も忘れました。アニメがなんだはこれで打ち切りです♪
 明日もいい日になりますように。