ヤッターマンとコーヒーとライター

 OPが変わりました。映像も一部変わっていて、いろいろと新鮮な気分。ET-KINGの歌唱とアレンジはなかなかのもの。原曲の持ち味を上手く現代アレンジして、カッコよくも親しみやすい曲になっているのではないでしょうか。なんというか、「やればできるじゃないか」という感じです。……なんで音屋吉右衛門はあんなにボロボロに叩かれたのか、不思議でなりません。同じ曲をここまで違う話題に持っていけるというのは、ある意味すごい……。
 ET-KINGというユニットについては私はよく知りません。山本先生曰く「男が七人だから、クレージーキャッツみたい」らしいです。「ひとりクレージー」を得意とする先生ならではのウィットの効いたギャグですね。私もホンダラ行進曲とか大好きなので、クレージーキャッツ風の曲がもっと聴きたいなあ……と、全然関係ありませんね。


 さて、今日はずっと「才能の本能」を聴いていました。なんでこれを今まで持ってなかったのか、実に不思議です。ただ個人的な意見を言わせてもらうならば、私はアコギというものがあんまり好きではないのです。といっても楽器のイメージの話であり、音としては別に嫌いというわけではありません。ただ、買い損ねていた理由はそこにあるのかもしれない、なー。
 それはともかくとして聴いてみると、山本先生がいかに「ギターを愛しているか」が伝わってきました。声の張りであるとか、曲の勢いであるとか、音楽としてのバランスも考えて曲を作っているのでしょうが、魂の入り方が違うと感じました。すごく楽しそうです。そして伴奏をギターメインで統一することで、「歌詞の持つ力」が浮き彫りになって、よりストレートに物語が入ってきます。選曲自体も、「山本節」がより強く現れているような、「むき出しの音楽」が多かったように思います。
 それと、王道復古の特訓満漢全席も聴きました。風雪マタタビンガー、予想以上に渋い曲ではありませんか。あのポンコツな外見のロボット(あっちは「放浪戦士マタタビンガー」ですが)がこんな歌を歌っているのかと思うと、哀愁が伝わってきます。そして山本節には欠かせない、旅と出会いの歌詞も沁みます。間に入るドラマ部分のぶっ壊れっぷりとのギャップもすごいです。


 ああ、コスイネンのお蕎麦が食べたいなあ……。