主婦の団体

 アイドルマスター 山本正之プロデューサー アイドル紹介
 ブームに乗ってティンと来て、三時間ほどでやっつけた代物だそうです。その割には上手いよ。
 そして、あずささんを「BABAR」と呼ぶのは親愛の証だと思っていたのですが、思ったより不評の様子。いかんな、山本節に慣れすぎてる。
 山本さんがアニメ出演した際の映像をいっぱい使っているのですが、せっかくだからここにも書いておきます。山本正之、全「声優」仕事。

  • タイムボカン LPドラマで「桃太郎」役でゲスト出演。声優デビューは実はこれ。後に「ぶたBOX」に再録。
  • ゼンダマン ゼンダライオン、ゼンダコトラ役。善玉側の基本メカ。これが無いとタイム移動はできず、三悪とも戦いますが、基本的に平和主義者で「そんな事より俺の歌を聴け」なキャラ。初のレギュラーとして、毎週自慢の歌を披露していました。
  • タイムパトロール隊オタスケマン ゲキガスキー役。劇画調のカッコいい顔でありながらとぼけた声のギャップが印象的な三悪の仲間にして、実は黒幕。最終話の長台詞は「頑張ってる」感が出てて良かったです。
  • ヤットデタマン ドンファンファン伯爵役。前作に続いてのイケメンで、しかも小原さん演じる三悪のミレンジョ姫と恋仲というおいしすぎる役割。でも山本声。登場の度に馬鹿みたいな歌を歌うのが特徴。正体は黒幕の手先で三悪を騙していましたが、ミレンジョ姫への想いは本物だと語る伯爵はかなりの名演でした。あるいは、棒読みっぽいのに慣れただけ(笑)
  • 逆転イッパツマン 2-3(ツー・スリー)役。前作までと一転して、歌好きは共通するものの善玉側のマスコットロボ役……ですが、出来の悪いR2-D2のようなヤカンみたいなデザインの上、三河弁で喋って歌う度に「ヘタクソ」と突っ込まれる三枚目キャラ。従ってストーリーに絡む事もほとんどありませんでしたが、展開がシリアスな中での清涼剤として欠かせませんでした。
  • タイムボカンカラオケ博覧會 タイムボカン王道復古に絡んだドラマCD。絶唱カラオケマン役。マナーの悪い三悪を必殺技で成敗します。出身は愛知県安城市、普段はシンガーソングライターをしている等、山本さんそのままのキャラです。
  • タイムボカン2000怪盗きらめきマン ドック・リンゴ役。再びの黒幕ですが、ラスト2話のみ登場のゲストともいえます。三悪ならぬ三刑事(さんでか)に指令を出していたどきどきドグリン(滝口順平さん)を操っていた、500年後の大泥棒。実はヒエール(三悪八奈見乗児さんのポジション)の子孫で、ヒエールが刑事として出世できなかったから、刑事になりたかったのに大泥棒になってしまったといい、ヒエールを出世させようと未来からゴールドアイを盗んで届け、出世の種にしようとしました。が、結局倒されて(ほとんど自滅でしたが)、三刑事は首になって、「しょうがないから泥棒でもやるか!」→「結局あんたが泥棒に仕立てたんじゃないか!」とタイムパラドックスを説明したナイスキャラ。アホみたいな三河弁と結構な美形顔が特徴。

 タイムボカンシリーズはこんなところですが、他にも出演しているのはあります。

  • ナマケモノが見てた ヤギ男。イメージカプセルでのOVA企画の一つで、山本さんが音楽を担当していた縁でチョイ役出演。「遠き山に日は落ちて」を歌っていました。一般曲を歌う山本さんは貴重ではないかと。
  • アッセンブル・インサート 部下四。「ナマケモノ〜」と同じイメージカプセルですが、こっちは山本さんは何もやっていません(音楽はこの頃山本さんとよく一緒に仕事をしていた田中公平さん)。「あ〜る」と同じゆうきまさみ原作なので「究極戦隊コウガマン」がパロディで一度使われているだけで、完全にゲスト出演です。肝心の「部下四」は非常に無口……というか、一箇所しか台詞がありません。抗議の電話を受けて「主婦の団体。」と二回上司に言うだけです。
  • 宇宙一の無責任男 ジャスティ・ウエキ・タイラー。アニメ「無責任艦長タイラー」ではなく、それ以前に発売された富士見カセットブック版のものです。元々植木等クレージーキャッツの作風をパロディするのが上手い山本さんが、「宇宙版無責任男シリーズ」ともいえる小説の主人公を演じるのですから、これ以上のはまり役はありません。勿論主題歌だって歌っちゃいます。が、いつも通りの山本節ではなく、植木等のキャラクターが全面に出ているので、多少趣味は分かれるかもしれません。


 たぶん、これで全部だと思います。あと、「このまちだいすき」にチョイ役で出演していますが、これは実写なので、いわゆる「声優」ではありません。
 リメイク版ヤッターマンは基本的にノータッチなので出演の機会は無いと思いますが、実写版ならチョイ役ぐらいあるんじゃないかなあと思っている私です。まだまだ現役なんだし、山本さんのキャラクターを誤解している人はかなり多いと思うので(イタダキマンのアレとか、落合監督の燃えドラとか、リメイク版ヤッターマンのアレとか)、もうちょっとメディアに出てほしいなーとか思ったり。