星影の向こうに揺れて 俺には遠すぎる

 では、二日目です。前回が山本正之に偏った話だったので、今回はアイマスに偏った話をば。そしてこの文章、今まで書いた中でも屈指の恥ずかしさです。笑ってやってくださいね。


 ところでこの動画、律子の台詞がジェットマンだと気づいた人いるでしょうか?
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 菊地真君が好きだ。ボーイッシュな子が好きだ。いつも元気でいるようで、ふとしたところに女の子らしさが見えるのも好きだ。本人は「女の子らしくなりたい」と言いつつも、困ってる女の子がいたら男らしく助けてしまう紳士的なところも好きだ。女の子らしさを出そうとして、微妙に可愛さを勘違いしているところも好きだ。そして何よりも、花束の香りの影にかくれんぼする、さくらんぼのような横恋慕が好きだ。
 ゆきまこは微笑ましい。みきまこは楽しい。やよまこは輝いている。りつまこは親友だ。ちはまこは盟友だ。はるまこはどっちかがこけそうだ。まことりはなんかダメそうだ。いおまこはダークホースだ。まことかちは真君の教育に悪そうだ。あずまこは卒業すぎてだ。ちはまこは川中島ブルースだ(大事な事なので二回言及してみた)。みきまこはミイラとお姫様だ(大事な事なのでry)。修羅場トリオはそのまま多角形物語だ。ガチトリオは意表を突いて三日月メランコリーだ。
 そんな真君を、私はほとんどネタにできなかった。せいぜい「走っても胸が揺れない」ぐらいで、ちっぽけなものだった。だからせめて、誕生日にはなんらかの形で「本気」を見せたかった。
 真君にはどんな曲が似合うだろう?あ〜るネタはありきたりだ。三悪ネタは律さんでやっちゃった。個人的にピッタリな曲は幾つかあるんだが……極道息子の物語は方々から叩かれそうだ。黒百合城の兄弟は長すぎる。ドラゴンズに乾杯!は少々怪しすぎる。C調無責任行進曲はさすがに誕生日にはやりたくない。ボクの夏は良いんだけど……それを歌えるほど、私は真君と近くない……いや、そうか。「俺には遠すぎる」んだ。
 かくて、誕生日に向けて「星影のララバイ」を制作開始する私。それもJ9 ETERNAL SPECIALの、山本正之のセルフカバー版だ。山形ユキオの力強さよりも、山本正之の優しさが欲しい。そして、もし真君に会えたなら、俺はチャンピオンになれる。怖いものはない。君はステキさ、ベイビー……。
 とか妄想していたらバイト先が潰れた。ひでえオチ。せめて真君に笑い飛ばしてもらおうと思い、星影のララバイを潰して大不況行進曲に変えた。作りながら大爆笑してしまった私は、もう戻れないところまで来てしまっているのかもしれない……。


 後日談。制作中に石川が財布を落とした。二人揃って都落ち\(^o^)/