新作ですよ、新作!

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 今日は新作が出来たので、ネタの方はお休みだそうです。あ、これを書いているのは石川です。風野君は恥ずかしがりやさんなので。
 双海真美というキャラクターは、当然双海亜美の双子の片割れなわけですが、プロデュースが亜美を基準にしている関係上、コミュニケーションパートでの台詞も亜美の方がやや多いようです。そして、「真美はあんまり喋らない&亜美のサポート役」といったイメージから、「真美は亜美よりも大人しいあるいは大人びた性格」という風に二次創作では解釈されるパターンがあります。そこから更に発展して、「小さいのに健気だ」とかいうネタもあるみたいですが、その辺は人それぞれにも思えます。
 ただ、亜美真美を演じた下田麻美さん曰く「同じ人間が二人のつもりで演技してくれと言われた」とか、「双子だけど、どっちが姉とかいう設定は明確にされていない(正確には、アーケード版では亜美が姉で、箱○版では真美が姉に変更されたようです)」というところからも分かるように、本質的に亜美と真美は同一に扱われていると思います。単に表に出るか裏に出るかという程度で。
 んで、風野君がそこで考えたのが、「亜美と真美は本質的には同じだけど、ニコマス的には対照的な双子像も持っているであろう」です。そして風野君曰く、「大人ばかりの社会に放り込まれた子供は、自分を『子供』として振舞うか『大人』として振舞うか考える」らしく、社会的な観点から見た防衛本能のようなものを性格に出したいなあと出来上がったのが、前作と今作の亜美真美像のようです。表面的には快楽主義者と現実主義者なんですけど、裏ではそういう事を考えていたようです。
 確かに、私も親戚や兄弟が年上ばかりの環境で育ったのですが、自らの思考と立ち位置を意識的に「子供」あるいは「大人」として行動した事があります。「本当は出来るけど、ここは甘えておこう」とか、「ちょっといいカッコ見せておこう」とか、そういう子供っぽい思考なんですけどね。


 子供というのは大人が思うより頭が良いもので、大人たちから離れて遊んでいるようでも、実は大人の会話を聞いていたりするものです。その上で遊ぶというのは、「子供は子供らしくあろう」という思考があったりするのかもしれませんね。私にもそういうのがありましたし。でも、もう子供だったのも随分昔の話ですから(笑)、あんまり思い出せませんねえ。