サスクハナ号の曳航2

 昨日は祭りの話をしたので、今回も祭り、「KAKU-Tail3」についてのお話です。これは後にどこかで発表しようと思っていたネタなので、最初から読み手を考えた文章になっています。まさかこんな形になるとは思いませんでしたが。
 なお、このカクテルの単品はなんとか手ごたえが掴めてきたので、暇になったら一気に作り直そうかと思っています。


 6分過ぎぐらいからが私の作品ですね。
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 KAKU-Tail3に参加した。テーマは「伊織」「足跡」。
 皆は「足跡」と聞いて、どんなものを想像するだろう?夏の砂浜に見る思い出かもしれない。自分の人生を振り返ったところにあるものかもしれない。あるいは、先輩が残していってくれるものかもしれない。
 そんな甘酸っぱいイメージを「月世界うさぎ美少女」を用いて、敢えてバッドエンドに構成してみた。月面着陸とは、一人の人間にとっては小さな一歩であり、人類にとっては偉大な一歩であったが、月の世界の美少女にとっては「侵略」以外の何者でもないのだ。尤も、原曲はそんな暗い曲ではなく、月の満ち欠けのように巡りゆく生き様を綴った曲である。
 そんな感じで大真面目に作ったのに、直前のDSPとの落差のおかげなのか、何故か反省部屋に行けと言われた。私はそんな悪い事をしてしまったのだろうか。どんな仕打ちを受けるのだろうか、わけの分からないまま反省部屋の扉を叩く私。
 部屋に入ると、私の他にもPがいた。一日目からずっと反省し続けてるベテランもいたし、まだ公開されていないのに先に反省している人もいた。そして、私のような底辺も例外なく出迎えてくれたのだ。「まあ気にするな、そういう事もあるさ」と、優しく声をかけてくれた。そして直後に「伊織様、もっと罵ってください!」と土下座した。
 ああ、そうか、私はここにいても良いのだ。私はこれからもこんなネタを作り続けるだろう。そう思った時、皆が「おめでとう」と祝福しれくれた。
 ありがとう。先輩に、後輩に、頂点に、底辺に、そして全ての視聴者に、ありがとう。


 今に始まった事ではありませんが、私はよく「物語の世界の住人」になります。この時期の私には、確かに反省部屋が見えていました。結果、釘宮病ウイルスには感染していませんが、あの罵りもそれはそれで味わいのあるものだという事を知る事ができました。こうして私の世界は広がっていくのです。
 というわけで、反省部屋も置いておきますね。ちなみにこの部屋、ネタ抜きに感動したのも事実です。
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