宇宙を出てから何光年

 この文章は当時の勢いで書いているものなので、当然「荒い」です。そんなものを敢えてそのまま放出しているわけですから、まあ出来の良い文章から公開するのは自然の摂理でございまして。……端的に言えば、段々クオリティが落ちていくんですねー。この辺りまで来るとちょ→恥ずかしいですよ。


 本日は「ひとりクレージー」と宇宙のお話。宇宙一のスチャラカ男も只今構想中ですよ。
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 「百万節」はクレージーキャッツのパロディソングではあるが、山本正之の宇宙観が現れている名曲でもある。ひとりクレージーでギャグに落としたものの、実際はかなり気合いを入れて制作した。
 これ以降、宇宙ものには手をつけていない。当たり前だが、テーマが深すぎるのだ。それは私が理解しきれないというのも当然だが、どのアイドルに踊ってもらえば良いのかも分からないのだ。あと、ニコニコ動画らしくない。
 しかしある日、女神の自由の下に踊ってもらったところ、自分の中で不思議とイメージが湧いてきた。そこで分かったことだが、どうやら11人の中で最も超然としているのは春香なようだ。アイドルすなわち偶像としての完成形なのかもしれない。一方で千早にも、アイドルを否定しつつも歌手として高みを目指す姿勢が美しく思える。
 嫌な言い方をすれば、千早が人として極限を目指すならば、春香は神である。その哲学が神の視点から歌われていれば、春香なら表現できるかもしれない。人として世界を感じようとするなら、千早の出番かもしれない。
 それが詩的な構成ならば、雪歩も重要な位置に来るだろう。逆に理屈や知性を感じさせるなら、律子も同じステージに立つ。子供らしい自由な感性で作られるならやよいが現れ、大人の視点で静かに語るならあずさが前に出る。何かの対比や並行で語るなら亜美真美が並び、成長をテーマにするのなら美希が中心に来る。あと個人的な感覚なのだが、真は若さと厳しさの象徴であり、伊織は時間を司るイメージがある。
 とにかくそんな感じで当てはめていくと、当たり前の結論に辿り着いた。「みんなまとめてアイドルマスター」なのだ。今までほとんどの曲を一人で構成してきたが、一人で表現できないなら二人で、それでも足りないなら三人で歌えば良いのだ。ひとつの大きなテーマをメンバー全員で歌うとか、ありそうな話じゃないか。
 11人の女神が入れ替わり立ち代り、次々と言葉を紡いでいく。11人はそれぞれが違う属性を持ち、一人が全員を代表し、全員が合わさって一人になる。そうして混ざり行くことで、更に新たな属性も生まれるかもしれない。それを繰り返せば、トップアイドルにもなれるかもしれない。


 もし次に宇宙を語るときが来たら、誰がどの部分を歌っているか、それとなくアイドルの流れを感じてもらいたいですね。漠然としながらも、確実な構成が出来上がっているはずです。
 たぶん、きっと。