摩天楼のほとりには、歌が流れているからね

 昨日の動画の補足というか裏話を書くのを忘れていました。あの「入れ替わりネタ」に対して、なんで「幽体離脱で元に戻れる」というオチを用意したかと言うと、実はあそこで霊能者が出てきて、またこれが一癖もふた癖もある変人で騒動が起こる……という展開を考えていたんですが、アイマスからどんどん離れる上に長くなりすぎるという事で端折ったのです。
 ちなみに、幽体離脱を行える霊能者の最有力候補は「積尸気を使う人」でした。だって、あのお話の中心人物のあずささんが蟹座だったんですもの。


 今日のネタは本当に古いので書くかどうか迷ったんですが、私の中では重要な文章なので公開する事にします。関連動画は……、やはりコレですね。ヘタクソなところも含めてお気に入りです。
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 アイドルマスターのプレイヤーであるプロデューサーに感情移入できない人、というのは案外いるんじゃないかと思う。私もその一人だ。特に、ベストEDで仲の良かったアイドルとくっついてしまう展開には納得がいかなかった。
 プロデューサーがどういう理由でこの業界に入ったのかは分からない。だが少なくとも、社長に「プロデューサーをやらないか」と誘われただけでホイホイ付いていくようなアホではないと思うのだ。それなりの覚悟と信念があって若い人生を燃やすのだと思う。そこに恋愛の入り込む余地は無い。仕事仲間として良い友情は育まれるかもしれないが、愛情は無い。
 仮に若いアイドルとキャッキャウフフしたいからプロデューサーになったとするなら、休日イベントの鈍感ぶりはなんだ。あんなもの人間の反応じゃない。ギャルゲー主人公の反応だ。きっとプロデューサーは前髪が極端に長くて目が隠れているに違いない。
 そんなわけで、私はあんまりプロデューサーがアイドルとくっついてほしくない。ただ例外として、あずささんは元々「運命の人を求めていた」のと、結婚でアイドル引退という流れがあるので結構好きだ。りっちゃんもアイドルからプロデュース業という同業者になるから、そこで仲良くなったりするのは構わないと思う。
 要は、プロデューサーはストイックでなければならないのだ。それはスキャンダルというだけではない。一人の少女の人生を操って、多くの人生に影響を及ぼそうという職業なのだから、個人の感情を持ち込むと制御できなくなる。
 だがプロデューサーも人の子。誰かに恋をしたりするかもしれない。そんな時、飯田線のバラードが聞こえてくる。アイドルという空行く風に対し、地に咲く花のように優しい景色を作り出す。内に秘めた思いは、次の世代への種に変えよう。それが私にとってのプロデューサーだ。
 また、同じ理由でアイドルもある程度のストイックさが必要だと思う。その意味で、ラストでプロデューサーを振り切っていく春香は誰よりも美しいと思えた。アイマスには10人の候補生がいるが、本当の意味でのアイドルになるのは春香だけじゃないだろうか。
 更に言えば、私は真君が好きだが、実は私は真君の紳士的な面に惹かれているのであるからして、ラストはかなり納得いかなかったのである。それに比べて、ファン代表Pはきっとカッコいい真君をいっぱい知ってるのかと思うと、すげえ羨ましい。俺と代われ。


 最後の文章が言いたかっただけかもしれませんね。実際、アイマスでファン視点のお話は少ないので(アイドラはありますけど)、もっと話を広げてほしかったという気もします。


 翌日追記。日記を間違えて一日抜かしたので昨日の分に書こうかと思ったのですが、上手い具合に風邪を引いたのでお休みします。くそー、風邪引かなきゃ書けたんだけどなー。