パカパッカンパッカンパッカン

 一度でもパーフェクトレッスンを成功させると、あの時の「嬉しそうな春香さん」が可愛く思えると同時に、その後にノーマルレッスンを取って「『あくまで仕事上のお付き合いですよ』的な春香さん」を見るのがすごく怖くて、なかなかスリルがありますね。あの時はあんなに仲良しだったのに……ッ!


 ぶっちゃけ最近は日記を書く気が無いのですが、パカパッカンの話を少しだけしておきましょう。尤も、ほとんどのアルバムを所有していた私にしてみれば、必要なのはほぼ一枚、「最新・山本正之作品大全集」だけなので、その話題ですが。
 ……これだけの名作を埋もれさせる山本さんはバカだと思いました。特に「イタダキマンの歌」とか、確かに嫌な思い出もあるかもしれませんが、これを歌う機会をもっと設けておけば、すぐにかの問題も解決したと思います。
 これに関して風野君に「これでMAD作らない?」といろいろと失礼な話を振ってみたところ、「それは僕も考えたけど発売したばっかりだし、ボカン編終わるまではPV休憩しようかとか思ってるし……」と濁されました。まあ当たり前ですな。でも、これは真剣に世に広めたい名曲だと思います(MADが真剣かどうかは別として)。
 それと意外だったのが「ヤッターマンの歌」のジャズアレンジ版。これはどうも去年に出たばかりの「アニジャズ コンボ」なるアニソンのジャズアレンジ曲集の一曲のようなのですが(ノーチェックでした)、これがまた良い意味で「ヤッターマンの歌と全然違う」のです。どことなく原曲のメロディが残ってるだけのほぼオリジナルと言っても良い構成で、そうなると重要なのは編曲者、演奏者のセンスの問題になるわけですが、ストレートに良いセンスだなあと思えました。……ヤッターマン関係なくね?という辺りは、まあなんだろう、なんとなく残ってるから良いんじゃないかなーとか。
 山本さんでジャズと言えばオタスケマンの劇伴を思い出す人が多いかもしれませんが、やはり私は「ブタマン・ジャズ」を思い出します。「ヤッターマン・ロック」と同じで、どこがジャズなのかさっぱり分からないけど(笑)、なんとなく心に染みる名曲です。それが収録された「オールディーズナイト」の、ライブにおけるアンコール曲「恋の誕生日」も、また染みる曲でした。友人のカップルが付き合って一年という記念に書いたものだそうで、「恋」という形の無いものに「記念日」ではなく「誕生日」と付ける辺りがすごく可愛らしくて、何度も聴き返してしまいます。
 あとはシンプルな辺りで、インターネット接続プロバイダの「hi-ho」のCMソング。これが30秒で三パターンあるのですが、これぞ山本節という、アホみたいな曲です。「チャントチャットチョットチャラント チャリラリラリラーン♪」という意味があるようで欠片も無い擬音のノリの良さがひたすらにツボでした。