先輩、好きです

 ToLOVEるの単行本の限定版がまだ売ってたので思わず買ってしまいました。アニメ版観てなかったからどうでもいいかなーと思ってたんですけどね。そしたら結構面白いじゃないですか。パンツとおっぱいが一杯出てきて笑いが取れるなんて、そんなアニメなかなかありません。
 で、それはそれとして、天条院先輩が好きすぎます。今回買った13巻には海に行く話があったのですが、海と言えばスイカ割り、といったベタベタな展開において、天条院先輩の「この日のために特訓した私のスイカ割りの実力……」とかいう独白がもう面白くて面白くて。一体あなたは何がしたいんですか。
 天条院先輩と言えば、限定版のDVDのエピソードは主人公リトが女の子になる話で、成り行きで天条院先輩が助けるものの途中で元に戻ってしまい……といった構成なのですが、天条院先輩もお金持ちのお嬢様でズレた言動はあるものの、基本的に良い人なんですよね。見ず知らずの人(女の子になったリト)を助けて服を貸したりするだけでなく、「落ち着くまでずっといても良い」とか、如何に自分が裕福だとしても、なかなか言える台詞ではありません。まあ、どうせ不条理ギャグ漫画で、この台詞も後々のお色気やギャグへの複線ではあるのですが、嫌味なキャラがほとんどいないToLOVEるの世界はギャグ抜きで結構好きだったりします。


 それにしても、この学校の校長は「うざい」を通り越して犯罪者扱いされてるのがすごすぎます。しかも、それでいて皆から認知されているという狂いっぷり。エロのためには生徒・幼女問わず、ためらいも無く自分の命をもかける校長先生は、見習うことはできませんが、それはそれで意味のある行為なのかもしれません。だって、校長出てこないとつまんないんですもの。