FF9クアッドミスト覚え書き

 FF9ミニゲームであるカードゲーム「クアッドミスト」について、これの最高ポイントである1700Pを目指している最近の私ですが、それについてなんとなく書いておこうと思いました。なお、100種類の入手場所については他の攻略サイトを見ればすぐ分かるので、主にカードの成長について。
 なお、私は現在1564ポイントです。休みの日に限って風邪引いたりしてムシャクシャした結果がこれです。

ポイントの計算方法
まずコレクターポイントについて。まずカード1種類につき10ポイント、そして矢印のパターン1種類につき5ポイント。そしてカードに書かれている文字(後述)の二文字目が「X」の場合は1ポイント、「A」の場合は2ポイント加算されます。カードが同じ種類で被っていたらポイントは増えず、また矢印のパターンが被っていてもダメです。要は100種類全て揃えて、矢印も全部違うパターンにすれば良いわけです。
なお、矢印のパターンは256通りなので、100種類全て違う矢印にするのもそう大した手間ではありません。ただし、「全く矢印の付いていないカード」だけは絶対に使わないように。できれば矢印が一個のみのカードも避けましょう。最低でも二個はあった方が使いやすいと思います。欲を言えば、縦方向と横方向、そして斜めにどれかひとつはあった方が、攻撃の機会が増えて良いと思います。縦一列しか置き場が無いのに横方向のカードしか無い、という状況はかなり空しいです。
矢印のパターンの被りをチェックする際には、PCのメモ帳とCtrl+Fによる検索機能がオススメです。矢印の有無を真上から時計回りに1から8の番号に置き換えて一枚ずつ記録し、新しいカードが手に入ったらその都度検索すればすぐチェックできます。ただ、メモ帳では最低限の機能しか付いていないので、もし各カードのデータ等も記録したい場合はExcelを使った方が良いでしょう。
カードの文字について
各カードには4つの文字が書かれています。まず一文字目は「攻撃力」で、三文字目が「物理防御力」、四文字目が「魔法防御力」となっていて、それぞれの文字は16進数の二桁目のみ書かれています。見た目は同じでも微妙に強さが違ったりするので注意(バトルの時に出る数字が実際の能力です)。どの数字も最大は255ですが、カードごとに強さの上限があります。
そして二文字目は「攻撃タイプ」。通常は「P」か「M」で、これはそれぞれ攻撃する際に相手の物理防御力を参照するか魔法防御力を参照するかの違いです。これが「X」になると相手の防御力のうち弱い数字を参照するようになり、「A」は相手の攻撃力も含めて、三つのうちで最も弱い数字を参照します。これでも勝率が上がるだけですし(ランダム要素もあるみたいです)、防御側に立った時には変わらないようですが。
そしてコレクターポイントを上げるのに必要なのは二文字目です。この二文字目はカードバトルで勝利した際に一定確率で進化します。「P」か「M」のカードが勝利した際に1/64の確率で「X」に進化し、「X」は1/128の確率で「A」に進化します。なお、カードバトルとは実際にカード同士がぶつかり合った時の話で、カードゲーム自体に勝利した場合は、使った5枚のカードのうち、どれか一枚のカードの数字が少しだけ成長します。最弱レベルのカードでも、ある程度成長させた上なら勝率も上がるので、全然進化しないと嘆いてリセットするのはあまり上策とは言えません。上に書いたように、見た目は同じでも育てたカードは若干強くなるので、ある程度は使い込みましょう。逆に言えば、カードの強さに惹かれて矢印のパターンが使いにくいカードに乗り換えるのも上策ではありません。成長すれば埋まる差ですので。
また、通常「P」か「M」かの攻撃タイプですが、これはカードごとに決まっているのですが(魔法系のモンスターならM、武器のカードならPといった風)、1/128の確率で最初から「X」になっている時があります。これだけなら100枚集めた時点で1枚Xならラッキー、程度の確率ですが、実際にポイントを稼ぐ作業は結構辛い上に、弱いカードを進化させるのは大変なので、何枚かは最初からXを狙っても良いと思います。また、「A」のカードは進化のみで、敵も絶対に使ってきません。
なお、「X」への進化はゲーム中なわけですが、相手のカードも同じように進化する可能性があります。同じカードを使っていると愛着が沸くかもしれませんが、もしそのカードの矢印に被りが無ければ、そのまま入れ替えてしまうのをオススメします。
吟味しやすいカード
100種類あるカードには揃えやすいものと揃えにくいものがありますが、特に手に入りやすいものについて。吟味しやすければ、矢印が気に入らない時に悩まず捨てられますし、最初からXのカードが出るまで粘る事も可能です。なお、カードできる相手を全部チェックしたわけではないので抜けもあると思います(というか、かなり適当)。
  • No1 ゴブリン
  • No2 ファング
  • No3 スケルト
  • No4 プリン
    • この4枚はトレノのカードスタジアムの入り口で100ギルでいつでも購入できます。金に物を言わせて良いパターンを選びましょう。
  • No8 ボム(ボム使いのシャノン)
  • No49 モルボル(モルボル使いのジョー)
  • No52 ベヒーモス(ギルバートの先生)
  • No53 てつきょじん(労働9号)
  • No93 ブリムシ(ブリムシ使いのボン)
    • この5人はトレノのカードスタジアムで対戦でき、これらのカードしか使いません。ベヒーモスを除きそれほど強くないので、簡単に吟味できます。またベヒーモスは数少ない「全部強めのカード」ですので、倒すのは大変ですができれば使いやすい矢印を選びましょう。余談ですが、「労働9号」の元ネタはファイナルファンタジータクティクスに登場した鉄巨人のキャラ「労働八号」なんでしょうね。ただ、FFT鉄巨人は魔法が一切効かないという特殊なキャラだったんですが、てつきょじんのカードは魔法防御が極端に低く設定されています。
  • No75 ダークマター(ダークファントム)
  • No76 リボン(ディフェンスファントム)
    • 記憶の場所にいるカードマスターの亡霊的な彼らのうち二人はこのカードばかり使ってきます(ダークは「最上層への階段」、ディフェンスは「人々の記憶」に居住)。ダークマターは物理防御が、リボンは攻撃力が低いので、それに合わせた戦法を取れば割と勝てます。なお、ダークファントムはたまにNo55「オズマ」も使ってくるので、オズマを倒して入手するのが面倒な人はここで入手しておきましょう。当然ラストダンジョンなので敵がちょっとヤバイのには注意。他にもここでしか手に入らないカードもあったりするので、何度か訪れる事になりますから、道中でこまめにセーブしましょう。
  • No89 チョコボデブチョコボ
    • チョコボ桃源郷にもクアッドミストは普及していて、各チョコボが様々なカードで付き合ってくれるのですが、デブチョコボだけはチョコボのカードでばかり攻めてきます。チョコボは最弱レベルのカードなので倒すのも簡単ですから、最初からXを狙っていきましょう。というか私はそうしました。また、デブチョコボはたまにNo90「デブチョコボ」、No99「ボコ」を使ってくるので、これも他に無ければ貰っておきましょう。余談ですが、デブチョコボにカードゲームを挑んで「だが断る」とちょっと寂しそうな感じになるので、彼は密かに来訪者を期待してるんじゃないかと睨んでいます。
注意すべきカード
カード収集はDISC4から始めても十分取り返せますが、幾つか例外もあります。
  • No98 ネミングウェイ
    • このカードだけは完全にDISC3限定なので注意。入手場所はトレノのカード大会で使ってくる敵がいる場合と(最大5枚)、デザートエンプレスのクジャの部屋に1枚あるだけなので、矢印のパターンが悪かったり相手に奪われたりした時はリセットするしかありません。また、このカードを持っているとダゲレオでメンバーの名前を変更できるイベントが発生します。
  • No81〜No88 乗り物系のカード
    • 主な使用者はダゲレオにいる4本腕の男なのですが、彼はトレジャーハンターランクがSランク(宝箱回収率。S=100%ではないらしく、DISC3の時点で達成可能)になった時に話しかけるといなくなってしまいます。「ここほれ!チョコボ」で全部入手できるカードなので集める分には問題ありませんし、他にも使用者はいますが、まとめて持ってる彼がいなくなるのは不便なので、吟味する際は注意。カードで話しかける分にはいなくなりません。
その他のポイント
適当にやっても割と勝てますし、ランダム要素が絡んでいるので強いカードを揃えてもあっさり負けたりしますが、一応戦法的なものも記しておきます。私が特に使っているのが、弱いカードに矢印多めのパターンを用意して、敢えて相手に奪わせ、最後にそのカードを取り返す戦法です。これなら周りのカードをコンボで一気に奪える上に、そのカードを取り返せるような配置にさえ気をつければ強さはほぼ関係ありませんから、オススメです。
なお、負けたらカードを1枚GET REWARDSされますが、そのまま勝負を続ければ、その1枚に限り相手が使ってきますので、取り返すこともできます。小さい負けにこだわっていたら進まないので、負けたら取り返すつもりでどんどん勝負しましょう。ただし、二回負けたりパーフェクト負けを喫した場合はもう取り返せませんので、諦めてやり直しましょう。
そして必要なのはカードバトルによる進化なので、とにかく矢印を相手に向け、矢印の無い向きを隠す等の配置を心がけましょう。その場で攻撃できるカードが無くても、相手の戦法次第では相手から挑んできて勝手に負けてくれたりします。攻撃力が低くて防御力だけが極端に高いカードも同様の戦法が重要になります。
私が進化に使っている相手は、ダリの村の風車小屋にいるトルードさんです。使ってくるカードはゴブリンやファング、強くてボム程度の弱いカードが殆どの上、積極的にバトルを挑んでくるので、結構な割合で進化を望めます。弱さで言えば先に挙げたデブチョコボもそうなのですが、彼は「勝てない戦いはしない」系の消極的戦法な上、セーブできる外まで割と遠いので進化には向きません。
1700ポイントを達成したら
称号の表示がバグるそうです。たぶんデバッグ段階でそこまでやる人がいなかったのでしょう。そして誰かからなんかもらえるわけでもなく、完全に自己満足でしかありません。